
借景を取り込む家 
デザインコンセプト
「通り抜けた先に緑を」
周辺には緑が点在しており、部屋の中から窓越しに見た際に緑が目に飛び込んでくるような窓の配置になっています。
内部は程よいスキップフロアとなっており、
キッチンに立った奥様とダイニングに座る家族の目線を合わせたり、
小上がりになった和室は腰掛けにもなるよう、床高に変化を持たせています。
建築地:豊田市
北側の隣地さんの緑をリビングやダイニングから借景として取り込みます。
風が抜けるのはもちろんのこと、視線が通り抜けることで、空間に奥行きをもたらします。
リビングの南側にはスリットの吹き抜けが、室内に光を取り込んでいます。
吹き抜けの東側の窓からは遠方の公園の木々や青空や星空といった「眺望」を取り込む空間となっています。
逆の西側は、真正面に桜の木が視野に飛び込んできます。
見下ろすとリビングが望め、家族の対話を。
右側の室内の窓は寝室。
リビングが最下層に位置し、ダイニングと和室は一段床の高さが上がっています。
キッチンに立つ奥様と、テーブルに座る目線の高さ、和室に座る高さとソファに座る目線の高さを合わせ、
コミュニケーションの取りやすい距離関係としました。