一つ屋根の下で暮らす、大きな屋根、その下を風が流れる気持ちのいい空間！
そんな事を考えながら設計をはじめました。
夏は深いひさしが太陽を遮り、ひんやりとした木陰のような場所を作ります。
冬は南の大きな窓が、ほかほかの陽だまりをつくります。
そして風が通る事を大切にし、一年を通して空調設備に、あまりたよらない家をつくりました。
１階は家族だんらんの間、そして吹抜けから2階の共用の間へとつながります。
そこは本を読んだり、外を眺めたり、姿は見えませんが音や話し声等気配を伝える場所です。
その先には子供室があり、引き戸でささやかに仕切られています。
家全体を開放的な空間とし、どこにいても家族の気配を感じる家になりました。